愛鳥 応急処置法
鳥さんが怪我をした時の応急処置法を紹介いたします。
(※大手の鳥専門病院で取り扱っている「愛鳥健康管理手帳」の内容を抜粋)
Q. 爪から出血した場合
爪の切りすぎ、またぶつかって爪を折るなどで鳥さんが出血してしまう事があります。
爪は血が止まりにくい箇所ですので、一刻も早い止血が必要です。
止血方法は3通りあります。
A1. 市販ペット用止血剤を塗る
市販ペット用止血剤があれば、出血箇所に塗ってあげてください。
A2. 線香で焼く
お線香、また蚊取り線香で出血箇所を焼くという方法があります。
鳥さんの爪を押さえて、きれいな布など血を拭き取った後に線香で出血箇所の爪を焼きます。
その後、再度きれいな布などで押さえてください。
A3. 粉をつける
鳥さんの爪を押さえて、きれいな布などで血液を拭きとった後、すぐに小麦粉や片栗粉を出血部位につけてあげてください。その後、再度きれいな布などで押さえてください。
※出血が止まったても、ばい菌が入ったり、後で傷口が開いたりする場合がありますので、早めに病院に連れて行ってください。
Q. 外傷による出血の場合
A. 指で出血部分を押さえる
止血するときは指で出血部分を押さえます。
脚なら3~5分、体なら5~10分程度、押さえれば血も止まると言われています。
血が赤くにじんでいたら、清潔なガーゼをあてて止血します。そのあと、綿棒などを使って患部を消毒します。
出血が止まっても、ばい菌が入ったり、後で傷口が開いたりする場合がありますので、早めに病院に連れて行ってください。
※鳥さんを誤って踏んでしまったり、外敵に襲われたり等の事故が起きてしまった場合は自宅で止血を行う事は困難です。
きれいな布で圧迫して出血を押さえ、病院に一刻も早く連れて行ってください。
Q. 新しい羽が折れて出血した場合
新しく生えてきた羽根が折れてしまうと、血管の通っている羽根軸から出血してしまうことがあります。適切な処置をしなければ止血しずらく、折れた羽根がまだ残っていると抜けおちるまで、次の羽根も生えてきません。
A. 残った羽根軸を抜く
新しく生えてきた羽軸をピンセットなどで抜き取ってください。根元から抜く事と、処置後に圧迫する事で出血が止められると言われています。
羽軸が抜き取れない場合は、出血部位を圧迫して出血を押さえて、早めに病院に連れて行ってください。
Q. やけどの場合
放鳥中に起こりやすい事故として、やけどがあります。
ストーブの上にのってしまったり、火にかけているフライパンや鍋の中に落ちたりと、ちょっと目を放した隙に起きてしまいます。
A. 水気をしぼったタオルで患部を冷やす
やけどをした場合、応急処置として水気をしぼったタオルで患部を冷やしましょう。
保冷剤のように冷たすぎるものを患部に直接あてたり、全身を冷たい水やタオルで冷やすと、体温が急激に下がってしまいますのでやってはいけません。
※人間のやけど薬などをつけて、なめてしまったりすると危険なので、人間の薬などは塗ってはいけません。
応急処置をしたあとは、早めに病院に連れて行ってください。
Q. 打撲・骨折・脱臼の場合
放鳥しているときに、人間に踏まれてしまったり、ガラスや鏡にぶつかったりして、打撲や骨折をしてしまう事があります。
A. ケガをした部位を使わせないようにして、すぐ病院へ
骨折の場合そのまま放置すると元通りにならなくなることがあります。
早めに病院に連れて行ってください。病院への移動中もなるべくケガをした部位を使わせないように、プラスティック製ケースなどを使用しましょう。
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